【ライフスキル】アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは

怒りの感情とうまく付き合うためのトレーニング。(イライラしなくなることとは違う。)

 

怒りは、大きく信頼関係を損なうなど、人生に大きな影響を与えうる感情。

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怒りはマイナス面だけでなく、プラスの影響もある。

怒りの感情と上手に付き合うことができれば、その感情をエネルギーに使い、生かすことができる。

そのためには、自身の怒りの感情の癖を知っておくこと。

怒りがきっかけで人生が良くも悪くも変わるので良い方向に使えるようになろう。

  • プラス:エネルギーになる(見返したいなど)
  • マイナス:他者を傷つける、自分を傷つけてしまう、雰囲気悪くする

 

目的

  • 怒る必要のあることは上手に起こることができるようになる一方、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになること。
  • 反射的ではなく、自分で選択した結果怒ったという状態(自分の感情に責任を持つ)にすること。
  • 人や自分、ものに当たることなく、自分は怒っていることをうまく表現できるようになること(余裕を持つこと)

 

怒りが生まれる仕組み

⑴何らかの出来事にあう

⑵意味づけを行う  ← ここの捉え方で「怒る」か変わる!

⑶「怒り」の感情の発生

 

怒りの本質

  • 「〜するべき」
  • 自分がどのような「〜するべき」を信じているのかわかれば、いつどういう時に自分が怒ってしまうのか、想定しやすくなる。

 

「〜するべき」は信じている本人にとては全て正解だが、

立場や状況、教わってきたことが異なれば、本人が自覚している「〜するべき」に人それぞれ違いがある。

アンガーマネジメントは、この「〜するべき」の範囲を広く捉えられるようにすること。

「〜するべき」の範囲の可視化

アンガーマネジメントの方法

  • 怒りの感情を感じた時、最初の6秒をやり過ごす
  • 「〜するべき」の範囲を広げる(思考のコントロール
  • コントロールできるものに目を向ける(行動のコントロール

 ※コントロールできないことや重要ではないことに怒っても状況は変わらない。

 

自分の怒りタイプ

質問 自分の回答
世の中には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ どちらかというとそう思わない
物事は納得いくまで突き詰めたいと思う どちらかというとそう思う
自分がやっていることは正しいという自信がある」 どちらかというとそう思う
人の気持ちを間違って理解していたということがよくある どちらかというとそう思わない
性善説よりも性悪説の方が正しいと思う どちらかというとそう思う
言いたいことは、はっきりと主張すべきだ どちらかというとそう思う
例え小さな不正でも見逃されるべきではないと思う どちらかというとそう思う
好き嫌いがはっきりしている方だ そう思わない
周りの人が自分のことを何と言っているのか気になる そう思わない
自分で決めたルールを大事にしている どちらかというとそう思う
人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ どちらかというとそう思う
後先考えずに行動できるタイプだ どちらかというとそう思う

アンガーマネジメント

タイプ 特徴 怒り方のくせ
衝突回避
用心深い
  • 周囲の人と衝突を避け、誰とでも仲良くしようとする。
  • 要領よく、手抜きのない振る舞いをする。
  • 慎重で考えて行動する。
  • 用心深くて人を簡単に信用しない臆病さや自己評価の低さがある。
  • 簡単に心を開かないが、「あの人はこう」と言ったレッテル張りをする人との間に壁を作り、心を開かない。
  • 用心しすぎて何もできない。
  • 劣等感が強くなる。
自己主張・行動
  • 可能性を見出し、目標達成を目指す。
  • 自分の意見を伝えられる。
  • 相手の感情の考慮が苦手。
  • 主張が通らないと欲求不満がたまる。
  • 時として高圧的・独断専行になる。
  • 誰に対しても反抗的・批判的になる。
  • 強く言えば何とかなる、圧力をかければ相手を変えられると思う。
  • 自分がそう思うから、相手も同じように感じると思う。

 

学校で、オンライン講義ができると説明会で聞いていたが、実際これまでにオンライン講義をしたことがなく、先生が接続の仕方を知らなかった。

思考のコントロール

①自分と同じ許せる範囲 学校の接続環境が整っており、途中で画面や音が切れたりすることなく、しっかり授業を受けられる。
②少し違うが許容範囲 学校の接続環境が整っており、接続がうまくいかなくても先生が努力してくれている。
③自分と違う/許容できない オンライン授業できると言ってたが、環境が整っていない。画面が途切れ途切れ。音がよく聞こえない。

 

行動のコントロール

行動の例 コントロールの可否 状況変化の有無 行動のしやすさ
先生に「何で知らないんだ」と怒鳴る。 × ×
先生に接続の仕方を教える。
先生が接続してくれるのを待つ。
環境は整っていたから良かったと思う。  ◯  ◯  ◯

 

 

今日はここまで