【番外編】サイコパスの特徴
サイコパスの特徴をまとめてみた。
表面上は口達者
初対面の人とも会話が弾み社交的で魅力的な人に見えます。
利己的、自己中心的
事故の振舞いによって他人がどのように感じようが一切気になりません。
自慢話をする
自分を優秀であると思っていたり、他人を見下したりする傾向にあります。
自分の非を認めない
何か問題が発生したとしてもそれは他人のせいであるか運が悪かったと思う。
結果至上主義
成果を手に入れるためであれば他人を踏み台にすることも他人を騙すことも躊躇しません。
平然と嘘をつく
自慢のため、他人を利用するため、自分の目的を達成するために人を騙したも何ら良心の呵責を感じることはない
共感できない
共感していなくとも相手がどういう状態にあるかは理解することができる
他人を操ろうとする
自分の目的を達成するためならば平気で他人を操ります。
良心の欠如
自分の行動によって他人に迷惑をかけようとも一切気にしません。
今日はここまで
【ライフスキル】目標設定と振り返り
目標設定
目標は内容によって「結果目標」と「行動目標」に分けられる。
結果目標:結果に焦点を当て、目指している状態を表した目標
例)●月に内定をもらう
行動目標:目指す状態・結果を実現するために必要となる具体的な行動に焦点を当てたもの(結果目標のための手段)
例)●月に●社エントリーする
目標設定の5つのポイント
具体的であること
例)NG:コミュニケーション力アップ
OK:口頭文章で基本的な業務報告ができるようになる
測定できること
例)NG:勤怠を安定させる
OK:週5日、午前午後の訓練に参加する
達成可能であること
例)NG:1ヶ月以内に10社面接を受ける
OK:1ヶ月以内に応募書類を完成させる
目標と関連していること
例)NG:うまく余暇を使い、リフレッシュする
OK:定時に起床・就眠するなど体調管理のためのセルフケアをする
時間制約(期限設定)をしていること
例)NG:就職活動を始める前に企業実習に参加する
OK:就職活動に向けた就業経験ができるよう、●月に企業実習に参加する
振り返り
目標実現に向けて行動するにあたり、実施状況を振り返る時には
行動のステータスを完了とするだけでなく、
状況を振り返りながら改善点を見つけ、当初の計画や目標を検証する。
KPI法の活用
KPI方は振り返りを行う場合のフレームワークの一つ。
下記要素を可視化し、次のアクションを考える。
- keep:良かったところ、維持したいこと
- problem:課題となるところ
- try:次のステップとなるアクション、改善策
やり方
- 振り返る期間を決め、keep(良かったところ、維持したいこと)とproblem(課題だと思うこと)を具体的に書き出す
- 出てきた具体的な内容に対して、keepには、そのkeepがなぜできたか考え、よりよくするにはどうするか、という視点でtry(改善策)を出す。
- problemには、そのproblemの原因を考え、原因に対してtry(解決策)を出す。tryには行動の期日を設定することが有効。
先月の目標の振り返り
【就職活動に対する結果目標】
自分のやりたい仕事を見つける。
【プライベートに対する結果目標】
一人暮らし、通所生活に慣れる。
お金の管理をできるようにする。
振り返り
10月の目標
【就職活動に対する結果目標】
自分のやりたい仕事を見つけ、応募書類の修正、求人への応募、就職活動を開始する。
場合によっては実務研修に参加する
【プライベートに対する結果目標】
お金の管理をできるようにする。
朝ごはんを食べる、定時に寝る、風呂に入る、走るなどをし、体調管理のためのセルフケアをする。
ライフスキルを自分に定着させる。
今日はここまで。
【ライフスキル】問題解決
発達障害の特性と問題解決
問題解決とは「現状を正確に理解」し「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手を考え」て「実行・検証」すること。
問題解決の方法はどの方法が「正しい」か「正しくない」かではなく、どれが「早い」かや「安い」か「便利」かなどで考える。
発達障害の場合、障害特性でこの一連の問題解決の流れを適切に実行することが難しい場合が多く、過程でつまづいてしまう可能性がある。
特性と踏まえた問題解決の重要な視点
- 問題の発生状況や原因を把握できる
- より適切で現実的な問題解決策を選択できる
- 自分自身の思考・行動の特徴や他者の考え方を理解する
原因や手立てが明確にならないままだと結果として効果的な対策を考えることができず問題解決に至らない。
(例えば「遅刻してしまう」という問題に対して「遅刻しないようにしよう」では問題解決にならない。)
例
問題
十分寝ているはずだけど、日中眠く、訓練に集中できない。
原因の特定
※ポイント:思いつく案を出来る限り挙げる。
- 日によって寝る時間がラバラ、風呂に入る時間がバラバラ
- 寝る前にゲームをしたり、スマホをいじる
- 寝具が自分に合っていない
- 日中座っていることが多い(動いていない)
- セルフケア(ストレッチなど)していない
- コーヒーの摂取の仕方がよくない
- 夜中に母がトイレに起きてきて音がうるさい
- 朝食を食べない
問題点を明確にする(5W1Hなどの視点から整理する)
- いつ:日中の作業中
- どこで:事業所
- だれと:訓練講師
- 問題になっている行動:眠くて訓練に集中できない
- 自分への影響:せっかく参加しても頭に訓練内容が入らず、訓練の意味がない。
- 行動の結果に対する気持ち:後悔、罪悪感
- その結果を受けてまた行動しているときの気持ち:訓練参加しても意味ないかな、参加やめようかな
解決策の検討(具体的に。精神論ではなく)
「効果」「現実性」「選択判断」を○、△、×で判定する。
※ポイント:解決策案はできる、できない関係なく出来る限り挙げる。
解決の視点:日中眠くならないようにするには、どうしたらいいか。
解決策案 | 効果 | 現実性 | 選択判断 |
①生活リズムを整える。 | ○ |
△ 大幅な生活リズム変更は難しい |
△ |
②寝る前に湯船に浸かる。 | ○ |
○ |
○ |
③寝る前30分前からケータイ見ない、ゲームしない | ○ | ○ | ○ |
④汗を吸うシーツ、パジャマに変える | ○ |
○ マットを変えるのは難しいが、シーツ、パジャマなら変えられる |
○ |
⑤ランニングをする、帰りは大回りして家に帰る | ○ |
△ 継続が難しい |
△ |
⑥寝る前にストレッチ、マッサージをする | ○ | ○ | ○ |
⑦コーヒー飲むのは午前中だけ | ○ | ○ | ○ |
⑧トイレの音がしないように戸を閉めて寝る 誰かが開けたら閉めてもらうように言う |
○ | ○ | ○ |
⑨母親と別の部屋で寝る | ○ |
△ 別の部屋がない |
△ |
⑩昼寝をする(分割睡眠する) | ○ |
× 昼寝できる場所がない |
× |
11朝食を食べる | ○ |
△ 朝食作る時間を確保する必要がある |
△ |
12寝る前に明日やることを確認、イメージして寝る | ○ | ○ | ○ |
右上に分布している項目を実行してみよう!
最後に
「仮説」を立て「検証」するというと実験みたいだけど、実際の生活はこれの繰り返し。
この考え方を自分が違和感なくできるのは理系の勉強をしてきて良かったと思う。
今日はここまで。
【ライフスキル】傾聴
なぜ傾聴スキルが必要か
特性的に相手の表情を読んだり、気持ちを予想したりが苦手になりがち。
相手の話を聞きながら、相手のとってほしいリアクションを適切に取るが難しい。
大事なことは自分が苦手なところを知り、それによって問題になりそうなところを抑制できるようになること。
「できるようになる」ということではなく、自分にできそうなスキルと苦手なスキルを見極めながら自己理解をすること。
積極的に聴くためのポイント
- 質問したいことがあっても、最後まで相手の話を聴く
- 意見や助言は相手の話を一通り聴いて必要性を判断する
- 相手の話の途中で自分の話を持ち出して、自分が話し手にならない
- 「でも」「だけど」などすぐ反論しない
「傾聴」チェック
項目 | チェック欄 |
ただ黙っているだけなのに、怒っていると誤解される | ✔︎ |
先に相手が挨拶し、自分がその後になることが多い | |
腕組みや足組みが癖になっている | ✔︎ |
聞きたいことや言いたいことがあると相手の話を割り込む | |
会話中、自分と相手のペースが合わないことが多い | |
何かをしながらの「ながら聞き」をよくしている | |
返す言葉がすぐに見つからないと焦って、余計なことを言ってしまう | |
会話中の沈黙が苦手。気まずい雰囲気になりそうで怖い | |
すぐに「私だったら」と意見したり、自分の体験談を持ち出したりする | ✔︎ |
言葉をそのままの意味として受け取ることが多い | ✔︎ |
チェックが多かった場合、どちらかというと聴くことが苦手なタイプと考えられる。
私はやや聴くのが苦手かも。
基本的な技法
オープン・ポジション(姿勢)
→話しやすい雰囲気を作る
- 自分のやっていることの手を一旦止める
- 笑顔で相手を見る
- 同じ高さの目線で話を聴こうとする
クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンを使い分ける
→クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンの言い換えをしてみる。
クローズド・クエスチョン | オープン・クエスチョン |
訓練に参加してみて楽しかったですか。 |
参加してみていかがでしたか。 参加した感想を教えてください。 |
体調は問題ないですか。 |
体調はいかがですか。 お体の具合を教えてください。 |
○○の訓練に参加しますか。 それともやめておきますか。 |
○○の訓練はどうしますか。 |
問題はありますか。 |
どのようなことが心配ですか。 心配していることは何ですか。 |
目標はありますか。 |
○年後何ができるようになっていたいですか。 ○年後どうなっていたいですか。 将来はどのようにお考えですか。 |
やりたいことはありますか。 |
時間があったら、やってみたいことは何ですか。 どんなことをしてみたいですか。 |
終わりましたか。 |
あとどのくらいですか。 進捗はどうですか。 どのくらい進みましたか。 |
ペーシング/ミラーリングを活用する
うなずき・あいづちをする
相手の話を繰り返し・言い換えする
相手の話を要約する
沈黙を受け入れる
意見や助言の回避
自由に感情を表現してもらうようにする
最後に
私は一人暮らしをしているから「傾聴」の練習ができない。実家に住んでいた時は家族いたけど、毒親、毒兄弟だったので、話を聴いてもらえなかった。
オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンの言い換え、要約は普段の会話を思い出して、少し考えるようにしようと思う。そうすれば練習になるかと。
また自分が話したい時どうするか考えた結果、「○○について話してもいい?」と相手に聞く、話を聞いてもらえる場所(カウンセリング、飲み屋など)に行くくらいしか出なかった。
自分の話を聴いてもらうのは難しい。
今日はここまで。
【ライフスキル】ナビゲーションブック
毎日訓練で就労移行支援事業所に通所して窓からの景色をみていると
毎日布団を干している家もあれば、毎日洗濯物がなく暗く締め切っている家がある。
家族がいるとか、一人暮らしで毎日仕事に出ているとかだと思うけど
結構暮らし方に差があることを感じる。
寝ている間に汗をかくから、本当なら布団は1週間に1回干したほうが良いといわれる。
しかし天気の都合とか仕事しているとかがあると1週間に1回も干せない。
けどそういうところから、人間性がついていくんだろうなと感じた今日でした。
さて、今日はナビゲーションブックについて教えてもらったので備忘録として書いておく。
ナビゲーションブックとは
自分の障害特性や職業上の課題、事業所に配慮を依頼することなどをとりまとめて
自らの特徴などを事業所などに説明するときに活用するツール。
簡単に言うと「自分取扱説明書」。
発達障害の特性は苦手なことや配慮が必要なことについて見えにくい場合がある。
「何ができて、何が課題なのか、どのような配慮が必要なのか」がわかりづらいということは
事業所にとっては採用への不安や適切な配慮を行う対策がとれないなど、課題となることがある。
ナビゲーションブックはそうした伝達をサポートするために役立つツールである。
基本的な考え方
作成に当たってのポイント
- 本人自身が主体的に作成する
- 一度作成して終わりではなく、バージョンアップするもの
- フォーマットにある項目に限定されるものではない
ネットでテンプレートをダウンロードできる
いきなりナビゲーションブックを書くのは難しいから
フォーマットやワークシートを活用するのがおすすめ。
「発達障害者のワークシステム・サポートプログラム ナビゲーションブックの作成と活用」の概要
https://www.nivr.jeed.go.jp/center/report/p8ocur00000001o1-att/support13.pdf
↑のなかにワークシートがある。
また、簡易だが選択肢にチェックするだけでナビゲーションブックが作れるツールもある。
「トリセツ」
Myナビゲーションブック
自分のナビゲーションブック(第一案)を作成。
今主治医や就労移行支援事業所の職員の方などに確認、感想を依頼中。
返答が来たら、適宜バージョンアップをしていく予定。
(もし感想などがあれば、コメントに記載いただけますとうれしいです。)
https://drive.google.com/file/d/19TS-OP4_StR44rXWxeME_NzJGrwzLltn/view?usp=sharing
最後に
発達障害でなくても就職活動などで自分のことを知る作業をすることがあると思う。
そのとき脳の機能もだけど、考えや気持ちは目に見えないから
ほかの人がわかるように、ナビゲーションブックのようなものを作成して
見える化することは大切だと思った。
とくに発達障害者にとって、ナビゲーションブックをつくることは
ひとつの目標だと思う。
就職活動もコミュニケーションも「自分を知ること」からだと思うから
ナビゲーションブックを作らないと何も始まらない。
今日はここまで。
【ライフスキル】アサーティブコミュニケーション
アサーションとは
自分だけではなく相手も尊重し、自分の感情や要求を率直・誠実・対等に伝える自己表現の考え方と方法。
身に着けることでよりよい人間関係を築け、社会の中で協調して集団生活を送れるようになる。
コミュニケーションは自分の性格を社交的に変えたり、苦手な人を好きになるという才能や性格などの問題ではなく、
ほんとうに必要なことや伝えたいことを適切に伝えられるということが重要。
またアサーティブを実践したからと言って必ず相手にわかってもらえるとは限らない。
自己主張ができない理由
- そもそも引っ込み思案な性格
- 自己主張したら、怒られたり、馬鹿にされた経験がある
- 自分が劣っていると考えて自身がない
- 自己主張をする人が苦手
自己表現のタイプ
タイプ | 説明 | 例)レストランで注文したものではない料理が出てきた時の返答 |
攻撃的 | 自分のことだけ考えて他者を尊重しない。 | 「こんなの頼んでませんけど!誰がこんなの頼んだの!」 |
非主張的 | 自分よりも他者を優先し自分のことを後回しにする。 | 受け身:「まあ、ラーメンでもいいかぁ・・」 (何も言わずにラーメンを食べるけど本当はカレーが食べたかった) |
作為的 |
自分にも他者にも誠実さがない・自分も他者も尊重していない。 人を動かす(操る)ようなコミュニケーション |
(食べた後で)「ここは注文もまともに取れないんですね」 (チクチク嫌味を言う) |
アサーティブ | 自分のことも考えるが、他者にも配慮する・自分も他者も尊重する。 | 「私が注文したのはカレーなので作り直していただけますか?」 |
必要なのは、自己満足ではなく、問題解決の方向に向いている態度であること。
しかし実際、これらの自己表現方法は常に1つだけに当てはまるのではなく、
状況によって使い分けていたり、またあえてそのようなコミュニケーションをとる必要がある場合もある。
そのため、まずは自分の陥りやすいパターンに気づき、
その行動パターンを踏まえて適切なコミュニケーション方法を身に着けていくことが重要。
コミュニケーションを支える4つの柱
実際のコミュニケーションでは、伝えられる話の内容そのものより、
相手が自分とどのように向き合って話をしてくれようとしているのかという点もおおきな影響を与える。
相手と向き合うときの心の持ちよう、あり方について、アサーティブでは下記4つが重要と考える。
- 誠実…自分自身に対して正直になり、相手に誠実に向き合うこと
- 率直…気持ちや意見・要求などを相手に理解できる形で具体的に伝えること
- 対等…相手を見下したり、自分を卑下したりしないこと
- 自己責任…自分に行動によって起こる結果に責任を持つこと
問題解決のためのアサーティブな方法
DESC法
DESC法 | 内容 |
D 描写する |
状況や相手の行動を描写する。 |
E 説明する |
自分の主観的気持ちを表現、説明する。 |
S 提案する |
相手に望む行動、妥協案、解決策などの提案をする。 |
C 選択する |
相手に選択肢、代替案を示す。 |
例
オンライン会議をしているときに、後ろから話しかけられ、会議が終わってから話してほしいと思っているとき。
DESC法 | 言い方 |
D 描写する |
今、仕事でお客様と会議をしているんだ。 |
E 説明する |
この時間で見積書の説明をする。 |
S 提案する |
話は会議が終わった後にしてほしいんだ。 |
C 選択する |
それとも今しないといけない話? |
最後に
アサーションの習得はもはや、「外国語を学ぶ」と考えたほうが良いかも。
「定型文を頭に入れて、当てはめる」
最初の頭に入れるのが大変かもしれないが、入ってしまえば、
誰でもできるようになるスキルかもしれない。
そしてアサーションの基本は、「自分が言ったことで、相手がどんな反応をしたか観察すること」。
どう話したららいいかに気を取られて忘れないようにしよう。
今日はここまで。
【ライフスキル】アンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは
怒りの感情とうまく付き合うためのトレーニング。(イライラしなくなることとは違う。)
怒りは、大きく信頼関係を損なうなど、人生に大きな影響を与えうる感情。
怒りはマイナス面だけでなく、プラスの影響もある。
怒りの感情と上手に付き合うことができれば、その感情をエネルギーに使い、生かすことができる。
そのためには、自身の怒りの感情の癖を知っておくこと。
怒りがきっかけで人生が良くも悪くも変わるので良い方向に使えるようになろう。
- プラス:エネルギーになる(見返したいなど)
- マイナス:他者を傷つける、自分を傷つけてしまう、雰囲気悪くする
目的
- 怒る必要のあることは上手に起こることができるようになる一方、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになること。
- 反射的ではなく、自分で選択した結果怒ったという状態(自分の感情に責任を持つ)にすること。
- 人や自分、ものに当たることなく、自分は怒っていることをうまく表現できるようになること(余裕を持つこと)
怒りが生まれる仕組み
⑴何らかの出来事にあう
⑵意味づけを行う ← ここの捉え方で「怒る」か変わる!
⑶「怒り」の感情の発生
怒りの本質
- 「〜するべき」
- 自分がどのような「〜するべき」を信じているのかわかれば、いつどういう時に自分が怒ってしまうのか、想定しやすくなる。
「〜するべき」は信じている本人にとては全て正解だが、
立場や状況、教わってきたことが異なれば、本人が自覚している「〜するべき」に人それぞれ違いがある。
アンガーマネジメントは、この「〜するべき」の範囲を広く捉えられるようにすること。
アンガーマネジメントの方法
※コントロールできないことや重要ではないことに怒っても状況は変わらない。
自分の怒りタイプ
質問 | 自分の回答 |
世の中には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ | どちらかというとそう思わない |
物事は納得いくまで突き詰めたいと思う | どちらかというとそう思う |
自分がやっていることは正しいという自信がある」 | どちらかというとそう思う |
人の気持ちを間違って理解していたということがよくある | どちらかというとそう思わない |
性善説よりも性悪説の方が正しいと思う | どちらかというとそう思う |
言いたいことは、はっきりと主張すべきだ | どちらかというとそう思う |
例え小さな不正でも見逃されるべきではないと思う | どちらかというとそう思う |
好き嫌いがはっきりしている方だ | そう思わない |
周りの人が自分のことを何と言っているのか気になる | そう思わない |
自分で決めたルールを大事にしている | どちらかというとそう思う |
人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ | どちらかというとそう思う |
後先考えずに行動できるタイプだ | どちらかというとそう思う |
タイプ | 特徴 | 怒り方のくせ |
衝突回避 用心深い |
|
|
自己主張・行動 |
|
|
例
学校で、オンライン講義ができると説明会で聞いていたが、実際これまでにオンライン講義をしたことがなく、先生が接続の仕方を知らなかった。
思考のコントロール
①自分と同じ許せる範囲 | 学校の接続環境が整っており、途中で画面や音が切れたりすることなく、しっかり授業を受けられる。 |
②少し違うが許容範囲 | 学校の接続環境が整っており、接続がうまくいかなくても先生が努力してくれている。 |
③自分と違う/許容できない | オンライン授業できると言ってたが、環境が整っていない。画面が途切れ途切れ。音がよく聞こえない。 |
行動のコントロール
行動の例 | コントロールの可否 | 状況変化の有無 | 行動のしやすさ |
先生に「何で知らないんだ」と怒鳴る。 | ◯ | × | × |
先生に接続の仕方を教える。 | ◯ | ◯ | ◯ |
先生が接続してくれるのを待つ。 | ◯ | ◯ | ◯ |
環境は整っていたから良かったと思う。 | ◯ | ◯ | ◯ |
今日はここまで