【ライフスキル】自己理解
自己理解とは
自分で自分の特性などを知っていて、その特性などを自分が納得して受け止めている状態。
そして、自分のことを他者に説明でき、結果他者が自分を理解でき、人間関係ができる。
自己理解で重要な視点は、自分で自分の特性や強み、弱みなどを受け入れているかということ。
自己分析するときはできる限り具体的に行おう。
自分を受け入れられていれば、できること
- 必要に応じた支援や生活環境の選択
- セルフケア、体調管理、業務管理
- 自己肯定感
自己理解の方法
自己理解は自分が考えるだけではない。下記3つの視点から考えること。
- 自分から見た自分(自己分析)
- 他社から見た自分(他社からのフィードバック)
- データから見た自分(適性検査の結果など)
発達障害があるひとは「情報処理過程」に特徴があるといわれている。
「情報処理過程」には「受信(input)」、「処理(判断・思考)」、「送信・行動(output)」がある。
私の「情報処理過程」の特性
受信(input)
感覚
- 色や明るさに左右される。
- 特定の音(電話など)が不快に感じる。
- 猫やぬいぐるみなどを触るとリラックスできる。
- ベッドシーツが変わると眠れなくなる。
- 触られるのに抵抗あり。
- 特定のにおい(たばこ、インクなど)が苦手。
注意・集中
- 一度に複数のことを行うのが苦手。
- 目に入ったものや音などに注意がそれる。
- 物をよくなくす。
- 集中しようと思えば、長時間集中できる。
- 集中しすぎて周りの呼びかけなどに気付かないことがある。
- 決められた時間を過ぎても作業を続けてしまう。
- 作業とは関係ないことを空想する。
処理(判断・思考)
ワーキングメモリ
- 作業を中断すると、どこまで行っていたかわからなくなってしまう。
理解の優位性
- 口頭で説明されるより、目で見たほうが理解しやすい。
- 全体像を示されたほうがわかりやすい。
作業指示
- 見本を示されたほうがわかりやすい。
- あいまいな言葉での指示が苦手。
対人関係場面
- 相手の表情や身振りをみて相手の感情を推測するのが苦手。
- Goサイン、No-Goサインの判断が苦手。
プランニング
- 複数の作業の流れを効率よく組み合わせるのが苦手。
- やりやすいと思った作業から取りかかる。
- 手元にあるお金をすべて使ってしまう。
思考のくせ
- ものごとを白か黒かはっきりさせたい。
- ~しなければならないと考えがち。
- 相手が自分を嫌っているに違いないなどとネガティブに考えやすい。
想像力
- 発想が独特と言われる。
- 相手の気持ちを想像しにくい。
送信・行動(output)
作業特性
- 作業スピードが遅い。
社会的場面での特性
- 悪気はないが相手に不快な感情を与えてしまう。
- 相談、雑談などのコミュニケーションが苦手。
今日はここまで。